マクニカ、ペロブスカイト太陽電池を活用する実証実験を開始

2024.11.15 Update

カーボンニュートラル ペロブスカイト太陽電池

マクニカ、ペロブスカイト太陽電池を活用する実証実験を開始

株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、次世代型太陽電池として世界中で注目される、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた実証を、横浜市の大さん橋デッキ上にて開始しました。

この実証事業は、環境省の「地域共創・セクター横断型カーボンニュートラル技術開発・実証事業」に採択されており、国内でも最大規模の実証となります。

本事業は、ペロブスカイト太陽電池の発明者である桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授の指導の下、ペクセル・テクノロジーズ株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:宮坂力)、株式会社麗光(本社:京都府京都市、代表取締役社長:岩井順一、以下麗光)と、マクニカの3社で推進するとのことです。

実証開始のセレモニーの様子

 

今回実証ではPSCモジュールのさらなる高効率化と容量の拡大対応を進めると同時に、量産化を実現する生産方式(RtoR*)方式にて製造したPSCモジュールでシステムを構築し、屋外でのPSC発電システムの稼働実証を行います。開発を進めている数種類のPSCモジュールの検証と併せ、実用化を見越したシステム構成の検証・実証も同時に行い、フィルム形態のPSCモジュールの交換可能な装着方法の検証も行います。

*RtoR(Roll to Roll):ロール状に巻かれた材料から生産ラインに連続的に材料を供給・処理を行い、ロール状に巻き取って製品とする生産手法。切れ目なく安定した加工ができることから、低コスト、大量生産、安定処理など非常に生産性の高い方式。

実証場所の設置の様子

 

(参考) https://www.macnica.co.jp/public-relations/news/2024/146426/