2022.03.14 Update
国交省が「まちづくりアワード」創設。多彩な取り組みやプランを募集
全国の多種多様なまちづくりの取り組みや構想を表彰・応援するため、国土交通省が新しく「まちづくりアワード」をスタートし、募集受付を行っています。
「第1回まちづくりアワード」の募集開始
国土交通省は1月28日、まちづくりの優れた取り組みを表彰する「まちづくりアワード」を創設すると発表しました。全国のまちづくりの取り組みや構想、計画の中から特に優れたものを表彰することで応援し、さらなるまちづくりの推進を図りたい考えがあります。
「まちづくりアワード」には、以下の3つの部門が設けられました。
①まちづくり活動の実績を表彰する【実績部門】
②まちづくりのアイデアを表彰する【構想・計画部門】
③まちづくりの功労者を表彰する【功労部門】
このうち、①実績部門と②構想・計画部門の第1回募集受付が、発表と同時に開始されました。①実績部門では「都市の種々の課題解決や、地域における良好な環境の創造、地域の価値の維持・向上などを実現している先導的な取組」が、②構想・計画部門では「自らが掲げるテーマに基づき作成した、まちづくりの構想や計画」がそれぞれ募集されます。
表彰の対象となるのは、企業やNPO、一般社団法人や公益社団法人などのまちづくり団体、地方公共団体などです。募集期間は2022年3月18日(金)までとなっており、募集要領や応募様式は「官民連携まちづくりポータルサイト」に掲載されています。
多様な取り組みとテーマのノミネートに期待
①実績部門と②構想・計画部門の取り組み例やテーマとしては、以下が挙げられています。
①実績部門の取り組み例
- 空き店舗や空き家等の低未利用空間の有効活用促進(リノベーション等)
- 都市の総合交通連携及び低負荷交通の導入
- 居心地が良く歩きたくなるまちなかづくりを推進するための取組
- コンパクトなまちづくりを推進するための総合的な取組
- 従来に無いアイデアによる魅力的な街づくりの取組 等
②構想・計画部門のテーマ
- 既存公共ストックの活用
- 健康(医療)・福祉・子育て
- 安心・安全(防災、交通安全、バリアフリー等)
- 多様な交通との連携
- 低炭素社会、ウォーカブル
- 多様な主体の協働による取組
- 持続可能なまちづくり
- 非集約エリアのあり方
- スマートシティ
- その他(自由記述)
参考)国土交通省 報道発表資料:「まちづくりアワード」創設! 第1回の募集を開始します
両部門ともに幅広い取り組みなどが表彰の対象になると考えられ、特に②構想・計画部門においては多様なプランが集まると期待されます。
「第1回まちづくりアワード」の表彰式は、まちづくり月間である今年6月に開催の予定です。どのようなノミネートが集まるのか、期待が高まります。
制作:office SOTO 山下幸恵 Facebook